2012年8月14日火曜日

オペラ『トスカ』

7月27日(金)2:00~
佐渡裕プロデュースのオペラ、「トスカ」を見てきました。
兵庫県立芸術文化センターにて、芸文のオケPAC、指揮は佐渡裕、演出はダニエレ・アバド
http://gcenter-hyogo.jp/tosca/

子どもは幼稚園のお預かりに預けて、幼稚園のママ友さん6人で行きました。日本人キャストと外国人キャストの二つのバージョンがあったのですが、私の隣には両方見たというつわもののママさんが。この日は外国人キャストでした。

客席はほぼ満席。私はオペラを見るのはほぼ10年ぶり。席は一階のど真ん中でこれ以上のいい席はないというくらい。「トスカ」はプッチーニのお得技の愛と欲望のどろどろストーリー。

第一幕はオーケストラのソロの演奏がかたいように思ったし、男性主人公の声がちょっと小さくて裏返ってあまり調和していませんでした。トスカ役の女性は最初から素晴らしい声でした。テ・デウムの部分は日本人歌手も大勢出ていて迫力でした。第2幕から、男性陣もエンジンがかかり始めたのか、素晴らしい身のこなしと歌声で、一気に引きつけられました。鏡を利用して、劇中劇のような、巨大な回る円座のようなところで演技をしており、素晴らしい演出でした。第3幕はまた個人技の掛け合いでしたが、最後のドロドロの殺す、殺さない、銃殺、そしてトスカの自殺の仕方もすべてが洗練されてやり方でまとめられていました。
佐渡さんの指揮は、頭だけ見えましたが、以前聞いたPACのマーラーよりも、こちらの演奏のほうがすごくうまく聞こえました。さすが成長し続けているオーケストラ!

しかし、オペラって、めっちゃ楽しいです。また今回一人ではなく、お友達とぺちゃぺちゃおしゃべりしながら、休憩時間にはコーヒーお菓子を楽しめたのが、なんともオペラ的な楽しみを増してくれました。
お泊まり保育後でお疲れだったにもかかわらず、こどもたちを預かってくれた幼稚園の先生方にも感謝!

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