2011年11月11日金曜日

「子どもの心のコーチング」

上の子(5歳・幼稚園年中)が、2学期から少し変わって、どう接していいかわからない時期が続いている。ママ友にぐちったり、年輩者で相談したり、ストレス発散のためおいしいケーキを食べたり。そんななか、もやもや感を抱えて、何冊か子育て本を手に取ってみた。その中で一番、あっそうか、と思ったのが多かった本がこれ。

『子どもの心のコーチング』 菅原裕子 著 PHP文庫
コーチング、って最初何のことかな~とおもった。
スポーツとかのコーチと関係あるのかな、と。
大筋はそうなんだけど、親が子供に接するときに、コーチング、という方法もあるよ、ということが分かった。
どうしても、日ごろ子どもと接していて、子どもが自分の思い通りに動かないと、いらいらして感情的になってしまう。結局子どもの言動、行動に怒って、いうこときかない、→怒る→いうこときかない、の繰り返し。そこに風穴を開けてくれた。

たとえば。
せっかく始めた習いごと、それをすぐにやめたい、と子どもが言ったら…あなたはなんという?
①なぜ?と質問 ②やりたいっていったのはあなたよと脅迫 ③なにかあったの?と分析

わたしなら②。
でもコーチングの方法では、まず黙って、子どもが言ったことを繰り返す。
「ピアノやめたい」
「…(黙って)…ピアノやめたいんだ」
そして内心で子どものいっていることを理解したい、と思うこと。
ここで親がすることは、何かすることではなく、なぜそんなことを言い出したのか背景を知ること。
そうすると、子どもは本音を語りだす、らしい。

「すべてしつけは、子どもが幸せになるためにするもの」、という言葉もグッときました。

子育てに悩む母、特に理屈っぽい男子を持つ母たちには有効な方法かと思われます。
ご一読あれ。

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