第6回読書会、『「いき」の構造』九鬼周造著。
本好きな友人たちと、一緒に読書をしている。
Mさんが新しくメンバーに加わってくださり、ただいま5人、今回の出席者は3人、感想文参加2人。場所は近所のオーガニックカフェで10:00スタート、読書その後ランチ。Yは幼稚園、Mは保育園に預ける。2時のお迎えまでに終了。
今回は私が司会、レジメにそって解説、後は各々フリートーク。それぞれの視点異なっているので大変面白い。一人で読んでいるのとは違った醍醐味が味わえる。
「いき」という現象はどういうことだろう?それに構造があるだなんて!知りたい、という単純な動機で皆?この本を選書したと思うのだが、決して読みやすくはない。1920年代に書かれていて言葉が古い、哲学書なのでさらに難解、芸術作品の例もピンとこない。
レジメを作りながらだんだんわかったが、視点が個性的で、きっちりとした構成が全くぶれない。用語さえ理解できれば、非常に明晰明快。
「いき」の実際の体験と、このように「いき」を論理的に考察することにはどうしても齟齬がある。しかし実際に「いき」を味わうこと、そして論理的な面からの考察をすることで、また両者がともに豊かになっていくのでは。
日ごろ軽い本しか読まないので、読書会でじっくり名作と取り組めるのはうれしい。
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